各位
お疲れ様です、夏目です。
表題の件につきまして、以下ご報告致します。
1.マネーフォワードとは?
銀行やクレジットカード、証券等の口座と連携することで、自動でデータを取得して資産を管理できる電子家計簿サービスです。
[参考]マネーフォワード ME
2.マネーフォワードが無料版の口座連携数の変更を発表(10件⇒4件)
(1)変更内容について
以下変更内容の抜粋になりますが、ご覧の通り12月7日から無料会員の連携可能数が10件⇒4件に変更となります。
私は無料会員で5件以上連携させていましたので、今回別の家計簿サービスへの移行を検討することと致しました。
[参考]『マネーフォワード ME』無料会員における金融関連サービス連携上限数変更のお知らせ
(2)変更の背景について
今回の変更理由と今後のサービスの方向性については、以下の記事で語られています。
[参考]『マネーフォワード ME』無料会員さまの連携上限数の変更、およびサービスの将来像について
まず、前半の内容について。
『本サービスは提供開始から10年間、「お金の見える化により、すべての人の人生をもっと前へ進めるサポートをしていきたい」という想いのもと、幅広い方々にお使いいただける内容の充実とその維持、機能改善を続けてきました。
一方、データの管理・保守、サービス自体のメンテナンス、API連携のデータ反映費用といった、見える化に必要なコストが増加しており、今後本サービスを10年、20年とご利用いただくために、無料でお使いいただける内容自体を見直す必要が出てきてしまいました。』(上記参考より抜粋)
上記の記載について、まず、10年も続いていることに驚きました。
サービス開始からもうそんなに経っていたんですね。
また、保守コストの増加について、私も一応SEなのですごく身に染みてわかるのですが、サービスの性能面を維持継続するのはとても大変でお金がかかるものです。
ユーザーが増えるにつれ、データやトランザクション(データのやりとり)は増加していきますが、それに合わせてハードウェアを増強したりソフトウェアの面でも処理速度を維持するために様々な工夫が必要になってきます。
サービスを利用する側は性能面はあまり意識することはないと思いますが、これを意識してシステムを構築しないと、サービスを安定供給できなくなってしまいます。
10年、20年後のユーザーの増加数やデータの増加量を試算してシステムのキャパシティを考えた時に、サービスの見直しもやむなしという結論に至ったものと思われます。
次に、後半の記載について。
『上記でお伝えさせていただいた将来像を実現していくためにも、まずは現時点のサービスの在り方を見直し、今後に向けて長く継続的に前へ進んでいくために必要な変更を、2022年12月7日(水)に実施させていただく運びとなりました。』(上記参考より抜粋)
今回の変更について、サービス継続する上で必要な施策であり、また、サービスの方向性として家計の見える化とは別の方面(資産運用のサポート的なサービスの充実化)に資金を振り向けていくということで、私個人としては理解できる変更として受け止めました。
変更理由について理解はしますが、有料会員になるかはまた別の話ですので、私としては別サービスへ移行を検討することと致しました。
3.移行先の電子家計簿の検討
(1)移行先に求める条件
無料会員での利用を前提とします。
また、私としては以下のポイントは外せない点になります。
①無料連携口座数10件以上:今10件なので、10件は欲しい。
②クレカ等の利用通知が確認できること:不正利用がないか確認するために必要。
③WEB版があること:定期的に資産状況をPCでまとめるため。
④振替機能があること:手動で調整するのが面倒なため
(2)移行先候補
①Zaim
②Moneytree
③おかねのコンパス
④Linkx(リンククロス)家計簿 Powered by マネーフォワード
⑤マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
①Zaim
無料会員でも連携口座数に制限なし!
私が移行先に求める条件にも合致している。
移行先の有力候補として検討中。
マネーフォワードに慣れているせいかなんとなく見にくく感じるが、機能的には十分だと思われる。
◎Good
・無料会員でも連携口座数に制限なし!
・口座一覧が見やすい
×Bad
・広告は多めかも。
・口座残高の推移は1ヶ月まで。(マネフォは1年まで)
[参考]家計簿アプリ Zaim:簡単・無料でできるお金の管理
②Moneytree
無料会員でも連携口座数に制限なし!
広告が一切なく、とてもシンプルなデザインなのが特徴。
私にはシンプル過ぎて情報が不足気味なのと、多分背景色のせいで見にくかった点、また、振替のやり方がわからなかった点などから、移行対象から除外。
[参考]Moneytree 資産管理をもっと自由に | マネーツリー
◎Good
・無料会員でも連携口座数に制限なし!
・広告一切なし
×Bad
・シンプル過ぎる(証券の現在評価額は見れるが、損益額等は見れない)
・口座残高の推移も見れない
・振替のやり方が分からない…
③おかねのコンパス
中身はマネーフォワードとほぼ同じらしいが、現金の手入力に対応していないのと、WEB版がないため、この時点で移行対象から除外。
[参考]おかねのコンパス
④Linkx(リンククロス)家計簿 Powered by マネーフォワード
⑤マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
この二つ、運営元が違うだけで中身はほとんど同じです。
ただし、本家とはレイアウト等いくつか違う点があります。
ほぼ本家と同じ感覚で使用できるので、取り急ぎの移行先としては最適ですが、今後こちらも同様に連携口座数の変更が実施される可能性がある点は留意しておく必要があります。
[参考]Linkx(リンククロス)家計簿 Powered by マネーフォワード
[参考]マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
(3)参考記事
移行先の検討に当たって参考にした記事は以下の通りです。
[参考1]【対策】「マネーフォワードME大改悪を発表」詳細と乗り換えアプリを解説
[参考2]家計簿アプリのおすすめ7選|節約したい人の必須ツール
4.結論
以下の3つを並行して利用します。
①Zaim
②Linkx(リンククロス)家計簿 Powered by マネーフォワード
③マネーフォワード for 住信SBIネット銀行
④マネーフォワード本家(証券会社だけ残す)
取り急ぎは、本家と同じ感覚で使える②と③を主に利用する予定です。
ただし、②と③は本家と同様の変更が実施される可能性がありますが、その際はZaimに本格的に移行することになるかと思います。
また、本家は証券会社を残して、4件以下に抑えて継続利用する予定です。
5.所感
今回の変更にあたり、マネーフォワード以外の家計簿アプリを色々と利用してみましたが、改めてマネーフォワードのクオリティの高さを実感しました。
私は色々な金融機関を使い分けているので4つに収まらず仕方なく移行することにしましたが、普通に暮らしている方であれば4つもあれば十分かなと思います(銀行1、クレカ1、電子マネー1、証券1みたいな感じ?)。
マネーフォワードというと、昔ユーザー交流イベント『SHIP』に参加したことがあります。もう4年も前の話ですが…
コロナが落ち着いたら、またこうしたイベントにも参加してレポートできればと思います。
[参考]【マネーフォワード】ユーザー交流イベント『SHIP』に参加しました
以上、宜しくお願い致します。