今アサインされている新規クレジットシステム開発について書いていきます。
前回はこちら⇒【初めてのシステム開発】④テスト編
//そして休職へ…
前回の記事に書いたように、システムテスト後半からだんだんやる気が失せてきた。最初は初めてお客さんと関わったりしてとてもやりがいを感じたし、この方たちのためにも大変だけど何とかしようって思ってた。
けど、上司が忙しくなってきて、色々相談しにくくなってたのと、私の説明が下手だったのもあると思うのだけど、困ったときに相談しても「なんでそんなことに悩んでんの」とか「それでいんじゃないの」とか適当にあしらわれて、結局自分で考えて何とかした。当然時間掛かるわけだが、「早く帰りなよ」って言われるだけだし…なんか皆他人事みたいな感じで、頑張る気力が起きなくなってきた。
社外の色々な人と話したり、チームのメンバーに作業を依頼したり、ほとんどリーダーみたいな作業をして(実際テストは元々私がやるはずだったがほとんど別のメンバーにお願いしていた)て、それは今までにない経験で自分の成長にとってプラスになることだったけど、その分ストレスも大きかった。で、上司も忙しくて十分サポートできる状態ではなく…
上司や周りのメンバーから見たらまた違った見え方になるかもしれないが、私としてはそのような認識です…
自社・他社の色んな人から話しかけられて、タスクが溜まっていって、頭回らなくて、うまく相談もできなくて…
//8月某日の話
で最後の一週間位から朝出勤するときかなり鬱になってきたんだけど、なんだかんだで会社来て、気づいたら一日終わってるって感じだった。けど、その日は前日(日曜)からどうしようもなく肩が重くて、頭と胸が緊張する感じ(怒られた後みたいな感じ)がずっと取れなくて、とりあえず電車で会社の最寄り駅まで来たけど、益々緊張が増してきて耐えられなくなり、反対のホームに行って電車に乗った。
とりあえず上司に「今日は休む」って連絡して、でもすぐ家帰ったら絶対母に心配されるから、上の空で山手線2周位して、渋谷で降りてふらふらして時間潰してた。歩けばすこしは気分晴れるかと思って。とりあえず青山学院大学まで行って、適当に観光して、その後は当てもなくさ迷って「なんか人通り多いなーおしゃれな人多いなー」って思ったら表参道だった(初めて来た)。スーツでいるの私位で場違いすぎた。
そのまま原宿まで行って明治神宮にたどり着いたので、そこも一周してみた。自然を感じた。が、気分は特によくならなかった。
次の日はもう出社する気も起きなくて、病院行かないとやばいかなって思ったから、「しばらく休みます」って連絡したら、上司(プロマネ)から電話来た。「相談しよう」って言われたけど、「もうダメです」って言ったら、「仕事のことは忘れてゆっくり休んでくれ。元気になったらまた戻ってきて」って言ってくれた。途中で投げ出して本当にごめんなさい。上司達はすごいと思うよ、こんなどうしようもないプロジェクトをずっと投げ出さないんだから…
その後は、精神科って言ってもどこがいいか全然わからんくて、会社の推奨医院とかないか総務の人に聞いてみた。そしたら、「会社推奨の医院は夏目さんのご実家から遠いから」ということで、私の実家の近くのおすすめの医院を調べて教えてくれた。メールもとっても心配してくれる内容で、神対応に泣いた。でもお勧めしてくれた医院は1ヶ月待ちとかで結局すぐ予約とれるとこを自分で探した。てか一か月待ちって…その間どうしろと…
//精神科の受信と療養生活
後日、予約した精神科を受信した。
すぐ予約とれるくらいすいてるってことは、あんまりちゃんと話聞いてくれなかったりするのかな…とか不安だったけど、ちゃんと話聞いてくれて安心した。
診断は抑うつ状態で、2、3ヶ月は療養が必要ということだった。
医師曰く「燃え尽きて、エネルギー、活力が落ちてる状態」なんだとか。ちなみに、私は自分でも周りからも「真面目で、責任感が強い」という評価なのだが、そういう人は「タイプA」と言って、鬱になりやすいらしいとのこと…
会社でも「お前は頑張りすぎるから、仕事は適当でいいんだよ、仕事だけじゃないんだよ」とか、「もっと気楽にやんないと持たないいから、気楽にやんなよ」とか何人かに言われたことあるけど…本当になるなんて思ってなかったよ…しかもこんなに早く。
診断後、薬は2種類の抗不安剤を処方された。
・すぐ効くが、1日で効果が切れるやつ
・すぐに効果はでないが、効果の高いやつ
胃腸炎で例えると、痛み止めと、根本的な炎症に効く薬の2種類的な感じ?なのかな。
後は規則正しい生活をしなさい、と。
こんなときでも仕事のこと考えちゃって、「病院でも薬局でもカード使えないって不便だな。モバイルPOSならこういうとこにもすぐ導入できるかな」とか、会計のとき思ったりした。
その後はまた後日に、一度本社に行って、総務から傷病手当の説明とか受けて、会社の産業医とも話して、あと所属部署の偉い人と話したりして、2、3ヶ月休職ということになった。(正確には休職は4ヶ月目からなので、3ヶ月以内に復帰すればそれは欠勤なのだが。)
休職に対する抵抗感は、そこまで感じなかった。というのも、周りに結構そういう人がいて、でもちゃんと復帰できてたから、怖さは当然あったけど、多分大丈夫かなって。こういう業界ではよくあることみたいだし…自分がなるとは思ってなかったけど…
家族には鬱とは言えなくて、一週間は夏休みってことにしてごまかして、その後は「産業医と話し合った結果、過労だから2、3ヶ月休むことになった。」ということにして説明した。本当にこの1年は働き詰めだったから、家族も特に疑わず信じた。嘘ついてごめん。
数日間は緊張感と、仕事投げ出した罪悪感に苛まれたけど、薬飲んでひたすら寝てるうちにだんだん楽になってきた。時期に散歩なりサイクリングなりできるようになった。
でも薬の副作用で割とよく眠くなる。医師曰く、そういうときほど散歩した方がいいとのことだが、横になるとすぐ眠っちゃうんだよなぁ…
//心身の異常
振り返って思う心身の以上について書いとく。
◆数か月前から
・慢性的に口内炎ができる
・食欲がなくなってくる。いつも会社におにぎり×4とパン×1を朝飯昼飯&おやつとして持参しているが、だんだん食べれるおにぎりの数が減って来た。残して持って帰ると母が心配してくるので、駅のごみ箱に捨てるようになった(酷いときは3つ)。正直すまんかった。やっぱりこの時点で精神状態おかしいよ。
・「もうどうにでもなれ」と思いつつも、結局徹夜してでも何とかする。が、以前は感じなかった憤りややるせなさを感じるようになる。
・なんか色々面倒になってくる。風呂とか2日に1回でいいかなとか思うようになる。以前なら夜寝落ちしても朝急いで入ってた。髭は風呂で剃るので、髭剃りも2日に1回になる。朝の洗顔と歯磨きもしなくなった。目ヤニ拭いてガム噛んどきゃいいかなって。
・アニメも以前はニコ動で更新されたその日に見てたが、平日は見る気起なくて、週末まとめて見るようになった。見る本数もだんだん減っていって、もう見逃してもいいかなって思うようになった。
・ソシャゲのデイリーミッションを諦めるようになった。ログインボーナスだけは死守したかったが、守れない日もあった。
・投資先探すのが面倒になって、給与が銀行口座に溜まってった。
◆一週間位前から
・朝すごい鬱になるけどとりあえず会社に行く。会社つく前から緊張して、帰りたくなるが、耐える。行き帰りの電車で割とマジで休職しようか考えるが、思いとどまる。
・帰ってきた後の、いつもならウザイとしか思わないこのやりとりが心に刺さる。
母「大丈夫?」
私「大丈夫(大丈夫じゃない)」
・肩が凝るっていうかすごい重い感じになる。時折手~腕が震えるというか痺れる感じになる。
・同じことを何度も確認するようになる。次に何をやればいいのか、ぐるぐる考える。端的に言えば集中力が低下する。
・周りの批判に反論しなくなる(釈明する気も起きず、とりあえず誤って済ませる)
・怪しい点ややるべき作業に気づいても、見なかったことにしてスルーする(以前なら絶対ほっとかなかったから、自分の仕事がどんどん増えてた)。
・緊張感が取れない(怒られた後のような緊張感が続く)。
//仕事について思うこと
今のプロジェクトに配属されてから約2年半、大変なことばかりだった。
でも、楽しいこともたくさんあったし、この仕事がもっと好きになった。
最初はクレジットとかあんまり興味なくて(本当は銀行系システムがよかったけどその手の会社は全部落ちた)、パソコンでプログラミングの仕事できればいいかなって思ってたけど、やればやるほど、クレジットの仕組みは奥が深くて、すごく面白いと思うようになった。
とりあえず、今回の件で、自分の限界を知れたと思う。
後は、何がいけなかったのかよく反省して、また一からやり直すつもりで出直したいと思う。
//復職について
8月末から休職してるが、11月半ばにぼちぼち復職の予定。
とはいえ、元のプロジェクトにはすぐには戻れないので、しばらくは別の作業でリハビリになります…
元のプロジェクトに戻れるかどうかは上司とか顧客の都合もあるのでどうなるか分からないが、もし戻ったら、【初めてのシステム開発】⑥運用編 とかで続き書けるかな…
続く?