Wealth Navi&THEOの6ヶ月間(2019年6月~12月)の利益を比較してみました。
Wealth Naviの利益
2019年6月1日時点の残高と2019年12月31日時点の残高を比較します。
(残高の画像はMoneyFowardの口座管理画面から)
2019年6月1日時点の残高
預金等2,612円+投資信託969,883円=972,495円
2019年12月31日時点の残高
預金等4,268円+投資信託1,093,181円=1,097,449円
利益の計算
1,097,449円-972,495円=124,954円
124,954円÷972,495円=0.12848…
⇒6ヶ月で約12.8%の利益
THEOの利益
2019年6月1日時点の残高
預金等765円+投資信託1,121,362円=1,122,127円
2019年12月31日時点の残高
預金等5,726円+投資信託1,201,905円=1,207,631円
利益率の計算
1,207,631円-1,122,127円=85,504円
85,504円÷1,122,127円=0.07619…
⇒6ヶ月で約7.6%の利益
比較結果
6ヶ月間の利益の比較
Wealth Navi:約12.8%
THEO:約7.6%
⇒Wealth NaviがTHEOを5%以上上回る結果となりました。
両者の利益に5%以上の差が生じた要因は?
この差の要因は何でしょうか。それを探るために、両者のポートフォリオを比較してみます。
ポートフォリオの比較
(※書きかけのまま記事放置してたら2月になってました…)
Wealth Naviのポートフォリオ(2020年2月12日時点)
THEOのポートフォリオ(2020年1月14日時点)
資産構成の比較
表のままだとなんのこっちゃですね。
そこで、資産を3つに分類し、その割合をグラフ化しました。
分類は以下の3つです。
①グロース:各種株式です。キャピタルゲイン(値上がり益)を期待する資産です。
②インカム:各種債権です。インカムゲイン(利息)を期待する資産です。
③インフレヘッジ:金や不動産など、インフレに備える目的の資産です。
※現金は計算の対象外とします
Wealth Naviの資産構成
①分類分け
銘柄名 | 評価額(円) | 分類 |
米国株(VTI) | 405,335 | グロース |
日欧株(VEA) | 373,903 | グロース |
新興国株(VWO) | 144,664 | グロース |
米国債券(AGG) | 54,937 | インカム |
金(GLD) | 96,376 | インフレヘッジ |
不動産(IYR) | 57,826 | インフレヘッジ |
②分類ごとの割合
分類 | 評価額(円) | 割合 |
グロース | 923,902 | 81.5% |
インカム | 54,937 | 4.8% |
インフレヘッジ | 154,202 | 13.6% |
③分類ごとの割合表
THEOの資産構成
①分類分け
銘柄名 | 評価額(円) | 分類 |
EWJ 日本株 | 110,946 | グロース |
VTV 米国の大型の割安株 | 105,394 | グロース |
VOE 米国の中型の割安株 | 105,219 | グロース |
VGK ユーロ圏の大型株 | 101,610 | グロース |
EPP 日本を除くアジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 40,016 | グロース |
EPI インドの株 | 37,917 | グロース |
EWW メキシコ株 | 25,366 | グロース |
LQD 米ドル建ての投資適格の社債 | 129,077 | インカム |
MBB 米国政府機関が発行・保証した投資適格のモーゲージ・パススルー証券(住宅ローン担保証券) | 107,418 | インカム |
SJNK 米ドル建ての残存期間0-5年のハイイールド社債 | 103,551 | インカム |
IEF 残存期間7-10年の米国債 | 62,146 | インカム |
IGSB 米ドル建ての残存期間1-3年の投資適格債 | 53,304 | インカム |
IGOV 米国を除く先進国の国債 | 43,764 | インカム |
TLT 残存期間20年超の米国債 | 15,850 | インカム |
XLRE 米国のリート・不動産株 | 61,362 | インフレヘッジ |
VTIP 米国の1-5年の物価連動国債 | 37,963 | インフレヘッジ |
IXC エネルギー関連株式 | 30,793 | インフレヘッジ |
DBC コモディティの先物 | 20,729 | インフレヘッジ |
IAU 金(現物) | 16,461 | インフレヘッジ |
RWX 米国を除く世界各国のリート・不動産株 | 4,259 | インフレヘッジ |
②分類ごとの割合
分類 | 評価額(円) | 割合 |
グロース | 526,468 | 43.4% |
インカム | 515,110 | 42.5% |
インフレヘッジ | 171,567 | 14.1% |
③分類ごとの割合表
Wealth NaviとTHEOの資産構成を比較
Wealth Naviの方がグロースの比率が高く、インカムの比率が低くなっています。インフレヘッジの比率はどちらも14%と同じになっています。
よって、グロースとインカムの比率の違いが、運用成績の違いに影響したと見られます。
//Wealth Navi
//THEO
Wealth Naviの利益率が高くなったのはグロースの割合が高かったから
2019年はS&P500が史上最高値を更新するなど、株式は好調でした。
そのため、グロース(各種株式)の比率がより高かったWealth Naviの方がTHEOと比較して利益率で上回ったものと思われます。
[参考]史上最高値を更新!2019年アメリカ市場好調の背景を徹底解説 | ZUU online
結局どっちがいいの?
私の場合、利益率に差が出たのは最初に設定したポートフォリオの違いによるものなので、単純に比較できないですね…参考にならなくてすみません><
これそもそも比較する意味あったの?
「wealthnavi theo 比較」でググると既に参考になる記事が沢山あるので、特段私から申し述べられることはありません。
強いて言えば、運用成績はどこのロボアドで運用するかというよりも、最初にどのようなポートフォリオを設定するかの方により影響されるのではないかと思います。