FinTech Dialy

FinTech Diary

FinTechのこととかクレジットのこととか。金融・ITの話題を中心に書いていきます。

【決済】自動・半自動レジについて

最近街のスーパーなどで見かけることが増えてきた自動レジ、又は半自動レジについて、考えたこと等をφ(..)メモしておく

 

//自動レジ・半自動レジの処理の流れ

最近、街のスーパーで、自動レジ・半自動レジをよく見かけるようになった。

以下、それぞれについて記載する。

なお、名称は私が勝手につけたので、正式には別の名称が付いていると思われる。

  

1.全自動レジ・手動レジ選択型(並列型)

通常の店員が操作する手動レジと、顧客が操作する全自動レジの両方を併用するパターン。顧客は、好きな方を選択して利用する。

ただし、クレジットカードの一括払い以外(ボーナス払い等)を利用したい場合や、交通系電子マネー等、自動レジで対応していない支払い手段を利用する場合は、手動レジを利用するよう注意書きがしてある。

 

利用の流れを、下記図1に示す。私が訪れた店舗の自動レジ:手動レジの比率は5:4程度だったが、これは店舗により異なるだろう。手動レジは、クレカの一括払い以外等自動レジのシステムが対応していない支払い方法を利用したい場合、或いは、高齢者等自動レジの操作が難しいような場合によく利用されるものと思われる。

 

図1.全自動レジ・手動レジ選択型(並列型)の処理概要

f:id:natsumedeus:20171221004053p:plain

①商品の選択

顧客は、商品棚から欲しい商品を選択する。

②決済(金額計算・支払)

・手動レジ

お馴染みのレジ。店員が商品のバーコードを読み取って金額を集計し、顧客は代金を支払う。店員は代金を受け取り、レシート及び、お釣りがある場合はお釣りを顧客に渡す。

・自動レジ

ルフレジと言った方がイメージしやすいかもしれない。

利用者は自分で商品のバーコードを自動レジに読み込ませ、全ての商品の読み込みが完了後、自動レジの画面にて金額を確定⇒任意の支払い方法(カード/現金等)を選択し、現金/カードを自動レジに投入する。自動レジは、レシート及び、お釣りがある場合はお釣りを返却する。

 

2.自動レジ・手動レジ分離型(直列型)

通常の手動レジの後ろに、精算機を設定してあるパターン。

全自動レジと同様、精算機で対応できない支払い方法は、手動レジ(精算込)で支払う必要がある。

 

利用の流れを、下記図2に示す。私が訪れた店舗では、手動レジ+精算機:手動レジ(精算込)の割合は4:2程度。手動レジ+精算機の場合、1台の手動レジに対し、2台の精算機を設置していた。

 

図2.自動レジ・手動レジ分離型(直列型)の処理概要

f:id:natsumedeus:20171224220021p:plain

①商品の選択

顧客は、商品棚から欲しい商品を選択する。

②金額計算(手動レジ)

店員が商品のバーコードを読み取って金額を集計し、顧客に精算機の番号を伝える

ポイントカードはここで提示する。

③支払(精算機)

利用者は、店員に伝えられた番号の精選機に行き、支払い方法を選択⇒現金/カードを精算機に投入し、支払いを行う。精算機は、レシート及び、お釣りがある場合はお釣りを返却する。

 

 

//導入の背景

少子化による人手不足の顕在化⇒人員削減/業務効率化の必要性

・技術的に、自動レジが可能になった(導入コストも現実的になった?)

 

//自動レジ・半自動レジそれぞれのメリット/デメリット

1.全自動レジ

 〇メリット

・店舗側:全自動レジを導入した分だけ、人員を削減できる

・店舗/顧客:釣銭の誤りがなくなる。

 

×デメリット

・店舗側:1台当たりの導入コストは、半自動レジ(精算機)より高価と思われる

・顧客側:自動レジを使用した場合、自分でバーコードを読み取る手間がかかる。慣れるまで、読み取りに時間がかかるかも

・顧客:高齢者や機械音痴の方の場合、自動レジの扱いに手間取る可能性

 

2.半自動レジ

〇メリット

・店舗/顧客:レジの処理速度向上

・店舗/顧客:釣銭の誤りがなくなる。

 

×デメリット

・自動化されるのは精算処理のみのため、レジの処理速度は向上できるが、人員はあまり削減できないと思われる

顧客:高齢者や機械音痴の方の場合、精算機の扱いに手間取る可能性

 

//開発企業

・自動レジ

 前述の全自動レジは、日本NCR社製だった。正式には、セルフレジって言うらしい。

www.ncr.co.jp

・半自動レジ

 前述の全自動レジは、東芝TEC社製だった。正式には、セミセルフレジって言うらしい。

www.toshibatec.co.jp

 

・メーカー別比較

既にまとめ記事ができていた。大変参考になる。

orange-operation.jp

 

//カードでの支払いについて

個人的にはこの辺が気になったので、考えたこと等メモ

・支払い方法の制限

「クレジットカードの一括払い以外(ボーナス払い等)は自動レジが対応していないため、手動レジで精算をお願いします」みたいな注意書きがある場合がある。

ボーナス払い、分割払い等はあまり利用されない割に複雑な処理が必要だったりするので、これは妄想だが、運用対処(手動レジ使う)ということにして機能削ったりしたのかもしれない。この辺は、後追いで機能追加されるかも。

 

ちなみに、店舗で一括払いで決済しても、カードの設定で自動でリボ払いになるようにすることもできたりする。リボは金利高すぎるので利用するつもりはないが。カード会社的には手数料稼げるのでやたらとリボを推してくるが、先ずはボーナス一括払い等、手数料無しで支払期限を延ばせる方法の利用を推奨したい。

fintechdiary.hatenablog.com

 

・金額の制限

また、「カードでの購入可能額は3万円まで」等と注意書きがある場合もある。

いわゆるフロアリミット(オーソリを省略する場合の限度額)と思われる。

参考1:フロアリミットとは? | 最新!クレジットカード用語解説【クレカ戦隊】

参考2:Yahoo知恵袋-クレジットカードでの支払いで、3万円以上は…

上記参考に記載のように、一定金額以下のオーソリを省略することで、CAFIS等の決済ネットワークの利用手数料の削減及び、わずかだが決済時間の短縮が見込める。

その代わり、カード会社のオーソリを通さないため、不正利用のリスクは上がる。

 

・カードの読み取り方式(スワイプor挿入)

日本NCR:スワイプ方式

お店でカード使ったときに、店員さんがシュッ!てレジの溝にカード通すじゃないですか?伝わりますかね…日本NCRの製品紹介の画像だと見えないので、下記参考。

参考:磁気カードリーダー PDC-30|システムギア

 

東芝TEC:挿入方式

カード挿入口に挿入するタイプ。改札の切符入れるとこみたいなイメージ。

製品紹介の画像が参考になる。

参考:販売現場の人材不足を解決!進化を続ける「セルフレジ」:東芝テック株式会社

 

・認証方式(磁気orIC)

両方のカタログを確認したが、対応してるのはJISⅡと、ISO1&2との記載であった。

よって、IC認証には対応していおらず、磁気ストライプ認証のみに対応している。

 

JISⅡというのは、磁気ストライプの規格のことで、日本の独自仕様。

国際標準はJISⅠ仕様。上記のISO1&2というのは、ピンとこなくて軽くググったが、どうもJISⅠタイプのトラック1、2のことらしい。トラック情報は3まであるのだが、3はほとんど使われていない。

 

磁気ストライプに関しては、下記等が参考になる。

参考1(カード券面の説明):クレジットカード券面の見方 - クレジットカード完全比較

参考2(JISⅠストライプの構造):クレジットカード - Security Akademeia

参考3(カードの表と裏):クレジットカードの表と裏 | クレジットカード徒然日記

 

・IC対応についての心配ごと

「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-【公表版】」によれば、2020年までに全加盟店のIC化を目指すとのこと。

  『改正割賦販売法が遅くとも 2018 年 6 月に施行されることから、決済端末の IC
化についても、その時までの対応を基本とし、最終的には、全加盟店が 2020 年 3
月末までに IC 対応が完了している状態になっていることを目指す。』(26頁より)

www.meti.go.jp

 

今の自動レジは、2020年までに改修が必要だと思うのですが、これ大丈夫なんですかね?それとも、2020年までには完全無人化して、今のシステムは用済みになる予定とか?

 

・加盟店がIC認証を嫌がる理由

色々あるだろうけど…

1.コスト

IC対応端末の導入には当然コストがかかる。

調べると地方自治体の補助金はあるようだが、色々検討したりとか面倒なんだと思う。

 

参考:先進国で遅れをとる日本の「クレジット取引セキュリティ」 | PCI DSS Ready Cloud blog

 

2.決済のスピード

IC認証には暗証番号認証が必要なので、決済のスピードは落ちる。

スピード重視のスーパーとかは、それだと困る。

この辺りは、セキュリティを重視するか、利便性を重視するかで、加盟店により対応が分かれているようだ。

 

参考(IC化の例-東武百貨店):ICクレジットカード対応と携帯POS導入による売場の状況と変化について(上) « ペイメントナビ - カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト

参考(サイン/PIN不要の例-マルイ):クレジットカード決済「サインも暗証番号も不要」はどんなとき? - Excite Bit コネタ(1/3)←PINバイパス?仕組みが気になる…

 

 //今後の展開 

正直、自動レジも、半自動レジも、いまいちスマートじゃない…

自動レジも、結局自分でバーコードスキャンさせないといかんし、半自動レジは自動でできるの精算だけだし。

店舗は、現状のコストメリットを考えて最適な物を選択していると思われるが、最終的には、無人店舗化が進んでいくと思われる。

郊外のスーパーの無人店舗化はまだ先だろうが、都心のどっかに無人コンビニができるのは、そんなに時間かからないかもしれない。

無人レジについて

orange-operation.jp

無人店舗について

orange-operation.jp

 ・日本の事例

news.mynavi.jp

 

//最後に

 Amazon Goみたいな世界、夢があっていいよね。

早く体験してみたいわ…

 

なお、図はエクセルのアイコン機能を使って作成した。

いつのまにか追加されてた機能みたいだけど、色んなのがあって楽しいね。

 

最近は決済絡みのネタが豊富で飽きない。

スマホ決済の仕組みとか、クリプトデビットカードの仕組みとか、考えてることや書きたいことは色々あるのだが、ソシャゲの年末イベントが忙しくてつい…

 

クリスマス?ソシャゲのイベントのことですよね??

 

 

 

はぁ…現実ですかそうですか…

 

 

 

では一応言っておきましょう……

 

 

 

 

 

 (*゚∀)ノ.。・:メリークリスマス*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.・゚

 

 

 

 

 

 

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