最近「FinTech」という言葉がニュースなどで話題になっています。
今回は「FinTech」について簡単に説明し、実際のサービスをいくつかご紹介していきたいと思います。
目次
1. FinTechって何?
巷で話題のFinTech(フィンテック)って一体何なんでしょうか?おいしいんでしょうか?食べることはできませんが、別の意味で色々とおいしいサービスがFinTechです。
「FinTech」というの言葉は見ての通り「Finance」と「Technology」を合わせた造語です。 色々な専門用語で解説されていることもありますが、一庶民の感覚としては「私たちの生活をより便利に、より豊かにしてくれる、スマホやインターネット等のITを活用した新しい金融サービス」といった感じに考えています。
詳しくは、以下のNHKの解説が分かりやすいです。
2. サービス紹介
前述のNHKの解説を元にFinTechを分類するとこんな感じです(あまり興味ない分野は端折っています)。主に、現在私が使っているor気になっているサービスを中心にまとめました。
①決済・送金 | Square/LINE Pay |
②融資 | maneo/セキュリテ |
③資産管理 | Money Forward |
④資産運用 | THE/eToro |
⑤仮想通貨 | bitFlyer/Zaif |
それでは、1つづつ紹介していきます。
①決済・送金
この分野は多種多様なサービスがありますが、今私が注目している2つをピックアップしました。
・Square(スクエア)
お店でクレジットカードを使ったことがあるならご存知かと思いますが、お店でクレジットカードを使うには、専用の端末が必要です。端末の導入にはコストがかかるので、小規模の店舗では導入できない場合も多かったと思います。しかし、このSquareリーダーを使えば、スマホが専用端末の代わりになります。
今までカードが使えなかったような小規模なお店でもカードの受け入れが広まると思われます。このように、FinTechは私たちの生活をより便利なものにしてくれます。
・LINE Pay
LINEの友達同士で、送金や送金依頼、割り勘などができます。
友だち同士での食事や飲み会などで活躍しそうですね。今の若い子は皆LINEやってると思うので、今後若い世代を中心に爆発的に広がっていくのではないかと思われます。
②融資
この領域には、ソーシャルレンディングやクラウドファンディングなどと呼ばれているサービスがあります。私も活用しています。
・maneo
一言で説明すると、借り手(事業者)と貸し手(投資家)の間に立ってマッチングするのがソーシャルレンディングと呼ばれるサービスです。
そのソーシャルレンディング最大手と言われているのがこちらのmaneoです。私も運用しているので、後で個別記事を作成して詳しくご紹介したいと思います。
・セキュリテ
こちらも、事業者と個人を仲介するサービスですが、maneoと違い、具体的な事業者名がわかるので、借り手と貸し手の距離がより近く感じられます。また、利息はお金ではなく、商品で受け取ります。
イメージ的には、融資というか株主優待みたいな感じかもしれません。 よさ気なファンドがないか、時々物色しています笑
③ 資産管理
イメージ的には、WEBでつける家計簿みたいな感じです。各種金融機関との連携により、資金を一括で管理できるサービスもあります。
・MoneyForward
連携したい金融機関を登録すると、残高等の情報を自動取得します。一々複数の銀行や証券会社にログインする手間が省け、重宝しています。ただし、提携外の金融機関は自動取得できないので、手打ち入力で管理する必要があります。
自動家計簿アプリはMoneyForwardしか使っていません。まあ複数使っても仕方ないですしね。他のサイトの情報見ても、MoneyForwardが一番使い勝ってがよいのではないかと思います。
④資産運用
IAを活用したロボ・アドバイザーや、他の投資家のトレードを模倣できるソーシャルトレーディングなどのサービスがあります。
・TEHO
ロボ・アドバイザーが運用する投資信託です。年間1%の手数料がかかりますが、自動で世界中に分散投資できます。
・eToro
ソーシャルトレーディングを展開するイスラエルの企業が運営するサービスです。選択した投資家の投資銘柄をコピーして自動売買します。コピーされた投資家には報酬が支払われます。
日本ではまだ見ないサービスですが、そのうち日本にも同様のサービスが登場するのではないでしょうか。
⑤仮想通貨
ブロックチェーン(分散型管理台帳)という新しい技術を基盤とした通貨が仮想通貨や暗号通貨と呼ばれています。Bitcoin(ビットコイン)が有名ですが、Ethereum(イーサリアム)やmonacoin(モナーコイン)など、色々な通貨が出てきています。銀行振込と比べ送金手数料が安く、特に海外送金の際に重宝します。
これらの通貨は、次に紹介するbitflyerやzaif等の取引所で購入することができます。
日本最大の取引量を誇る取引所です。Bitcoinの他に、Ethereumの取引が可能です。レバレッジ5倍までですが、FXもあります。
取引手数料は無料です(FXは別途スプレッドが発生します)。
bitFlyerの取引ツールbitFlyer ightningは、取引時に音が鳴るので、取引していて楽しいです♪
・zaif
Bitcoinの他に、monacoin(モナーコイン)などを取り扱っています。また、信用売りが可能です。
取引手数料は、なんとマイナス(-0.01%)です!その他、年率最大3.6%の利殖ログインボーナスなどがあり、色々とお得な取引所です。
3.実際に使ってみよう!
①最初のおすすめ
ここまでいくつかサービスをご紹介させて頂きました。
気に入ったものがあればさっそく使って頂ければと思うのですが、もし「色々あって何から始めればいいかよくわからない…」とお思いでしたら、まずはMoneyForwardへの登録をお勧めします。とりあえずお金がなくても始められますしね!
最初にMoneyForwardへ登録しておけば、後から色々なサービスに登録しても、一括で残高を管理できます。また、ブログやコラム、メルマガ等でお得な情報やサービスについて発信しているので、そこから自分に合ったサービスを探していくのもよいかと思います。
②投資したいけどお金がない…
サービスにもよりますが、ソーシャルレンディングやロボアドバイザーなどですと最低投資金額が数万~10万円位必要な場合もあります。気になるけど、お金がなくて始められないのではもどかしいですよね…そんな時のために、0から資金を調達する方法をまとめました。
これで数万円は調達できると思います。これを元手に、気になるサービスを試してみましょう!
③もっとよく知りたい方へ
「FinTech」でググると色々な情報がありすぎて、何から調べればいいか迷ってしまうかもしれません。私が調べた中で参考になると思ったサイトや書籍をいくつかご紹介します。
・FinTech入門
一通りのサービスが紹介されています。金融やITに詳しくない方にも分かりやすい内容になっているかと思います。
また、著者の瀧先生はブログも執筆しておられます。最新情報はこちらからどうぞ。
・FinTech革命
FinTech入門よりつっこんだ内容になっています。サービス紹介の他、既存の金融機関とFinTechとの関係性等、色々と興味深い内容が書かれています。ビジネスで金融・ITに関わっているという方に特にお勧めです。
・ニューヨークだより
IPAのニューヨーク事務局から届く米国の最新IT情報をまとめたレポートです。毎月楽しみにしています。
2015年2月号がFinTechに関するレポートでした。詳細かつ明快な説明がなされており、非常にわかりやすいです。是非ご一読下さい。
https://www.ipa.go.jp/files/000051015.pdf
・FinTech研究会(経済産業省)
国内の動向はこちらが詳しいです。
毎回の議事・配布資料等沢山ありますが、最初は以下の資料を参照されることをお勧めします。
今回はこれで以上になります。
今後もお勧めのサービス・資料等見つけ次第随時ブログでご紹介していく予定です。
また、もしお勧めのサービス・資料がありましたら、是非教えて頂けると嬉しいです!
では、最後までお読み頂きありがとうございました<(_ _)>