FinTech Dialy

FinTech Diary

ソーシャルレンディング/ロボアドバイザー等のフィンテックを実際に利用した感想などを書いていますφ(..)

【ソーシャルレンディング】クラウドリース【投資記録】

ソーシャルレンディングクラウドリースについてのメモ書き&投資記録です。

 

//サービス紹介

店舗ビジネスを主体とした中小・ベンチャー企業向け融資を行うソーシャルレンディングのプラットフォーム。

 

//武谷社長への取材動画

www.youtube.com

 

//特徴

・使い勝手はmaneoと同様。

・2015年創立で、maneo等と比べ新しいサイト

・事業性ローンが中心。

・利回りは10%前後と高め。

・期間は3ヶ月~12ヶ月ほど。

・案件の数は多いが、人気のためかmaneoよりも埋まるのが早い模様。

 

//良い点/悪い点

〇利回り:10%前後の高利回り案件多数。

△実績:2015年創立で、maneo等の老舗と比べると成立ローン総額や登録者数はまだ少ない。

×透明性:融資先の具体的な企業名がわからない。

 

//運用実績

・口座情報

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・運用予定表

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・分配予定額合計

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・投資履歴

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・運用実績

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//運用メモ

・2017年の5月に25万円からスタート。徐々に増資して合計で100万円入金。

・利益分は全て再投資しており、未出金。

・今のところ遅延等はなし。

・高利回りで3ヶ月等短期の案件も多いので、再投資でどんどん増やせる。ただし、人気のためか案件が出ると割とすぐ埋まってしまうので、新案件の通知メールをチェックして開始日を確認しておくとよい。

 

//最後に

maneo等の老舗より実績が少ない点は若干不安だが、業界トップクラスの高利回りが何より魅力。

 

【初めてのシステム開発】⑤休職編

アサインされている新規クレジットシステム開発について書いていきます。

 

前回はこちら⇒【初めてのシステム開発】④テスト編

 

//そして休職へ…

前回の記事に書いたように、システムテスト後半からだんだんやる気が失せてきた。最初は初めてお客さんと関わったりしてとてもやりがいを感じたし、この方たちのためにも大変だけど何とかしようって思ってた。

 

けど、上司が忙しくなってきて、色々相談しにくくなってたのと、私の説明が下手だったのもあると思うのだけど、困ったときに相談しても「なんでそんなことに悩んでんの」とか「それでいんじゃないの」とか適当にあしらわれて、結局自分で考えて何とかした。当然時間掛かるわけだが、「早く帰りなよ」って言われるだけだし…なんか皆他人事みたいな感じで、頑張る気力が起きなくなってきた。

 

社外の色々な人と話したり、チームのメンバーに作業を依頼したり、ほとんどリーダーみたいな作業をして(実際テストは元々私がやるはずだったがほとんど別のメンバーにお願いしていた)て、それは今までにない経験で自分の成長にとってプラスになることだったけど、その分ストレスも大きかった。で、上司も忙しくて十分サポートできる状態ではなく

 

上司や周りのメンバーから見たらまた違った見え方になるかもしれないが、私としてはそのような認識です…

自社・他社の色んな人から話しかけられて、タスクが溜まっていって、頭回らなくて、うまく相談もできなくて

 

//8月某日の話

で最後の一週間位から朝出勤するときかなり鬱になってきたんだけど、なんだかんだで会社来て、気づいたら一日終わってるって感じだった。けど、その日は前日(日曜)からどうしようもなく肩が重くて、頭と胸が緊張する感じ(怒られた後みたいな感じ)がずっと取れなくて、とりあえず電車で会社の最寄り駅まで来たけど、益々緊張が増してきて耐えられなくなり、反対のホームに行って電車に乗った。

 

とりあえず上司に「今日は休む」って連絡して、でもすぐ家帰ったら絶対母に心配されるから、上の空で山手線2周位して、渋谷で降りてふらふらして時間潰してた。歩けばすこしは気分晴れるかと思って。とりあえず青山学院大学まで行って、適当に観光して、その後は当てもなくさ迷って「なんか人通り多いなーおしゃれな人多いなー」って思ったら表参道だった(初めて来た)。スーツでいるの私位で場違いすぎた。

そのまま原宿まで行って明治神宮にたどり着いたので、そこも一周してみた。自然を感じた。が、気分は特によくならなかった。

 

次の日はもう出社する気も起きなくて、病院行かないとやばいかなって思ったから、「しばらく休みます」って連絡したら、上司(プロマネ)から電話来た。「相談しよう」って言われたけど、「もうダメです」って言ったら、「仕事のことは忘れてゆっくり休んでくれ。元気になったらまた戻ってきて」って言ってくれた。途中で投げ出して本当にごめんなさい。上司達はすごいと思うよ、こんなどうしようもないプロジェクトをずっと投げ出さないんだから

 

その後は、精神科って言ってもどこがいいか全然わからんくて、会社の推奨医院とかないか総務の人に聞いてみた。そしたら、「会社推奨の医院は夏目さんのご実家から遠いから」ということで、私の実家の近くのおすすめの医院を調べて教えてくれた。メールもとっても心配してくれる内容で、神対応に泣いた。でもお勧めしてくれた医院は1ヶ月待ちとかで結局すぐ予約とれるとこを自分で探した。てか一か月待ちってその間どうしろと

 

//精神科の受信と療養生活

後日、予約した精神科を受信した。

すぐ予約とれるくらいすいてるってことは、あんまりちゃんと話聞いてくれなかったりするのかなとか不安だったけど、ちゃんと話聞いてくれて安心した。

診断は抑うつ状態で、23ヶ月は療養が必要ということだった。

医師曰く「燃え尽きて、エネルギー、活力が落ちてる状態」なんだとか。ちなみに、私は自分でも周りからも「真面目で、責任感が強い」という評価なのだが、そういう人は「タイプA」と言って、鬱になりやすいらしいとのこと

会社でも「お前は頑張りすぎるから、仕事は適当でいいんだよ、仕事だけじゃないんだよ」とか、「もっと気楽にやんないと持たないいから、気楽にやんなよ」とか何人かに言われたことあるけど本当になるなんて思ってなかったよしかもこんなに早く。

 

診断後、薬は2種類の抗不安剤を処方された。

・すぐ効くが、1日で効果が切れるやつ

・すぐに効果はでないが、効果の高いやつ

腸炎で例えると、痛み止めと、根本的な炎症に効く薬の2種類的な感じ?なのかな。

後は規則正しい生活をしなさい、と。

 

こんなときでも仕事のこと考えちゃって、「病院でも薬局でもカード使えないって不便だな。モバイルPOSならこういうとこにもすぐ導入できるかな」とか、会計のとき思ったりした。

 

その後はまた後日に、一度本社に行って、総務から傷病手当の説明とか受けて、会社の産業医とも話して、あと所属部署の偉い人と話したりして、23ヶ月休職ということになった。(正確には休職は4ヶ月目からなので、3ヶ月以内に復帰すればそれは欠勤なのだが。)

休職に対する抵抗感は、そこまで感じなかった。というのも、周りに結構そういう人がいて、でもちゃんと復帰できてたから、怖さは当然あったけど、多分大丈夫かなって。こういう業界ではよくあることみたいだし自分がなるとは思ってなかったけど

 

家族には鬱とは言えなくて、一週間は夏休みってことにしてごまかして、その後は「産業医と話し合った結果、過労だから23ヶ月休むことになった。」ということにして説明した。本当にこの1年は働き詰めだったから、家族も特に疑わず信じた。嘘ついてごめん。

 

数日間は緊張感と、仕事投げ出した罪悪感に苛まれたけど、薬飲んでひたすら寝てるうちにだんだん楽になってきた。時期に散歩なりサイクリングなりできるようになった。

でも薬の副作用で割とよく眠くなる。医師曰く、そういうときほど散歩した方がいいとのことだが、横になるとすぐ眠っちゃうんだよなぁ

 

//心身の異常

振り返って思う心身の以上について書いとく。

数か月前から

・慢性的に口内炎ができる

・食欲がなくなってくる。いつも会社におにぎり×4とパン×1を朝飯昼飯&おやつとして持参しているが、だんだん食べれるおにぎりの数が減って来た。残して持って帰ると母が心配してくるので、駅のごみ箱に捨てるようになった(酷いときは3)。正直すまんかった。やっぱりこの時点で精神状態おかしいよ。

・「もうどうにでもなれ」と思いつつも、結局徹夜してでも何とかする。が、以前は感じなかった憤りややるせなさを感じるようになる。

・なんか色々面倒になってくる。風呂とか2日に1回でいいかなとか思うようになる。以前なら夜寝落ちしても朝急いで入ってた。髭は風呂で剃るので、髭剃りも2日に1回になる。朝の洗顔と歯磨きもしなくなった。目ヤニ拭いてガム噛んどきゃいいかなって。

・アニメも以前はニコ動で更新されたその日に見てたが、平日は見る気起なくて、週末まとめて見るようになった。見る本数もだんだん減っていって、もう見逃してもいいかなって思うようになった。

・ソシャゲのデイリーミッションを諦めるようになった。ログインボーナスだけは死守したかったが、守れない日もあった。

・投資先探すのが面倒になって、給与が銀行口座に溜まってった。

一週間位前から

・朝すごい鬱になるけどとりあえず会社に行く。会社つく前から緊張して、帰りたくなるが、耐える。行き帰りの電車で割とマジで休職しようか考えるが、思いとどまる。

・帰ってきた後の、いつもならウザイとしか思わないこのやりとりが心に刺さる。

 母「大丈夫?」

 私「大丈夫(大丈夫じゃない)

・肩が凝るっていうかすごい重い感じになる。時折手~腕が震えるというか痺れる感じになる。

・同じことを何度も確認するようになる。次に何をやればいいのか、ぐるぐる考える。端的に言えば集中力が低下する。

・周りの批判に反論しなくなる(釈明する気も起きず、とりあえず誤って済ませる)

・怪しい点ややるべき作業に気づいても、見なかったことにしてスルーする(以前なら絶対ほっとかなかったから、自分の仕事がどんどん増えてた) 

・緊張感が取れない(怒られた後のような緊張感が続く)

 

//仕事について思うこと

今のプロジェクトに配属されてから約2年半、大変なことばかりだった。

でも、楽しいこともたくさんあったし、この仕事がもっと好きになった。

 

最初はクレジットとかあんまり興味なくて(本当は銀行系システムがよかったけどその手の会社は全部落ちた)、パソコンでプログラミングの仕事できればいいかなって思ってたけど、やればやるほど、クレジットの仕組みは奥が深くて、すごく面白いと思うようになった。

 

とりあえず、今回の件で、自分の限界を知れたと思う。

後は、何がいけなかったのかよく反省して、また一からやり直すつもりで出直したいと思う。

 

//復職について

8月末から休職してるが、11月半ばにぼちぼち復職の予定。

とはいえ、元のプロジェクトにはすぐには戻れないので、しばらくは別の作業でリハビリになります…

元のプロジェクトに戻れるかどうかは上司とか顧客の都合もあるのでどうなるか分からないが、もし戻ったら、【初めてのシステム開発】⑥運用編 とかで続き書けるかな…

 

 

 

 

続く?

 

 

 

【初めてのシステム開発】④テスト編

アサインされている新規クレジットシステム開発のテスト工程について書いていきます。

 

前回はこちら⇒【初めてのシステム開発】③設計・開発編

 

//テスト工程について

単体テスト⇒内部結合テスト⇒外部結合テストシステムテストの流れで進みます。

プロジェクト全体としては、単体~内結が一番の修羅場でしたが、私としてはシステムテストが一番の修羅場でした。

そして事態は予期せぬ展開に…

 

(1)単体テスト

プログラム設計書を元にテストケースを作成し、テストしていきます。

コードを元に作成した、ホワイトボックステストになります。 

 

//単体テストの思い出

・他部署の協力+協力会社さんの増員

1つ上の先輩、開発を担当していた業務画面の多くが動かず終電間際に泣き出す。

・私は内部結合テストのテストケース作成の方を担当していたので、 あまり関わっていなかった。また、動かない画面を何人かで作り直すこととなり、そちらに加わった。

・基本設計から忘れ去られていた画面が存在することが発覚設計&開発担当になる。

・自分が作ったプログラムから変数初期化漏れのバグが見つかる。上司に「初々しいバグだね」と言われ赤面。

 

 

(2)内部結合テスト

基本設計書を元にテストケースを作成し、テストしていきます。

実際の取引データを模したテストデータを使用し、設計書の機能を満たしているかどうかを確認するブラックボックステストになります。

 

//内部結合テストの思い出

・大幅な遅延が上にバレて社長激おこ、盛大に炎上する。

・協力会社、他部署からの増援、ベテラン消防隊の投入で鎮火(したかに見えた)

・自分と同じくらいの年代の人が結構増えて、大変だったけど、楽しかった。

・限度額系のテストが鬼畜すぎて泣きそうになる。総量規制系のチェックとかカード会社独自の限度額の仕様とか、すごい勉強になったけどテストデータの作成で何度目かの徹夜。

・利用金額が合わない!もしやまたバグを見つけてしまったか?

 ⇒日付変わってて翌日分に計上されてました

・この頃から、自分で色々調べられるようになってきた。途中から来たメンバーに教えたりすることも増えて、頼られるのは嬉しいけど、仕事は増える。あとエクセルのマクロやPL1でちょっとしたツール作ったりとか、できることはかなり増えてきた。

・自分が作ったプログラムから謎のバグ発生。ベテランの先輩が原因を見つけてくれたが、「本番で起きたら絶対分からなかった」と言われ肝を冷やす。

 ・テスト担当だったが、バグ修正に駆り出される。一番難しい作業だが、実力が認められた気がして嬉しかった。

 

(3)外部結合テスト

クレジットのシステムは、まずメインとなるHOST(基幹システム)があり、それに付随する周辺業務(与信管理や債権管理等)を実施する周辺系のシステムがあります。

オーソリも周辺系システムの一つにあたります(HOSTで処理する場合もありますが)。

外部結合テストでは、HOSTやWEB等、オーソリシステムと連携しているシステムとの連携を確認するテストとなります。

 

//外部結合テストの思い出

・設計書が丸々抜けている機能を発見してしまう。見つけたもん負けで後始末する羽目に

・初めて社外の人と電話でやりとりする。電話対応で取次はよくやってたけど、自分当てに電話が来るのは初めてでいつもよりちょっと緊張する。

・可能額チェック系のテストデータ作りで徹夜。可能額には本当泣かされる

・基幹側とか移行データとかの都合で色々遅れる。基幹との接続テストは別のメンバーが担当していたので、その時は他人事だと思っていたが…後々大変なことに……

・上司と評価面談。評価もよくて、「本当に成長した」って言われてすごく嬉しかった。色々話したけど上司も大変なんだなって。

 

 

(4)システムテスト

カードの発券から売り上げ処理まで、システム全体を通してのテスト。

各機能を担当するベンダー間の連携が重要なはずだが…

 

//システムテストのあれこれ

・再び常駐。

・他機能担当のベンダー各社と調整がとれておらず、直前で仕事量が倍以上に。

・相変わらずの終電定時、泊まり込み、休出。

・カード会社の営業端末を使う機会があり、さすがにTeraTermじゃないが、これがまた使いにくい

WEBサービスに慣れた世代からすると、業務システムってびっくりするほど使いにくい。

・他機能担当のベンダー各社の人とか、顧客とかと調整するようになる。最初はめっちゃ緊張したけど、まあやれば何とかならないことはない。けど基幹側の人たちの言葉がよくわからなくて、逆にオーソリ側の機能もどう説明すればいいか困ったり。この1ヶ月だけでかなり知り合い増えたし、色々新しい経験があった。

・途中から、上司(チームリーダー)が別件との掛け持ちで、すごく忙しくなる。

のために、あまり上司に頼れなくなる。進捗管理の話とかも私からメンバーに説明するしなんかリーダー他人事みたいになってない

 

 そして…

 

次回に続きます…【初めてのシステム開発】⑤休職編

 

 

【初めてのシステム開発】③設計・開発編

アサインされている新規クレジットシステム開発の設計・開発工程について書いていきます。

 

前回はこちら⇒【初めてのシステム開発】②要件定義編

 

//設計・開発工程について

基本設計⇒詳細設計⇒開発の流れで進みます。

この辺の工程から、徐々に修羅場化していきます。

 

 

(1)基本設計

基本設計では、新システムの要件定義書と、現行システムの基本設計書を元に、新システムの基本設計書を作成していきます。

 

//基本設計の思い出

・本社に戻る。

・まだ業務のこととかあんまりよく理解できてなかったんだけど、取引フローとかの設計書作ることになった。業務全般の流れわからんと作れないんだが、当然ほとんどわからんので、先輩達に聞きまくって何とか作ってた。この時期からだんだん忙しくなってきて、皆あまり構ってくれなくなってきた。

・一部取消という名の魔物。流れが複雑すぎます

これのおかげで初めて土日出る羽目になったから絶対忘れない。

・前のシステムを元に作るわけだが、その設計書が雑過ぎて理解できないことも…

・中堅の先輩が突然の移動。今までノータッチだった機能の設計を急遽引き継ぐ。

・設計書に自分の名前が載るという嬉しさと、責任感。

 

 

(2)詳細設計

基本設計書を元に、機能ごとに詳細設計書を作成します。

PL/1での開発では、.pl1という拡張子のファイルにコードを書き込み、コンパイルすることで.objという拡張子のファイルが生成されます。さらに、複数の.objファイルをバインドすることで、.pmという拡張子の実行ファイルが生成されます。

この.pmファイルを1つの機能として、現行機能に対する修正点や新機能を設計書に整理していきます。

 

//詳細設計の思い出

2つ上の先輩、担当機能の設計の終わりが見えず泣き出す。

・徐々に人が増え始める(協力会社さんからの増援)

・私はWEBサイトからのキャッシング申し込みのチェック機能とか担当してた。

 クレカのキャッシング利率高過ぎませんかねぇ…(年率18%とか!)

 

(3)開発

実際にがっつりコーディングするのはこの工程です。

まずエクセルに現行と新規のコードを日本語チック(コードを無理やり日本語の文章にしたような感じ)に書いていき、それをプログラム設計書として、実際にコーディングしていきます。

 

//開発の思い出

・修羅場の始まり。終電が定時と化す。

・256とか1024とか、2の累乗倍がすぐ出てくるようになる。

2つ上の先輩、最高難易度のプログラムを担当、カオスすぎて再び涙する。

・自分の担当のプログラムの納期が間に合わない⇒↑の先輩に泣きついてなんとかしてもらう。先輩流石っす。先輩に甘えるのは新人の特権…

・終電も逃すと深夜バスとかタクシーとか、ネカフェ泊まったり、秋葉まで行ってメイド喫茶で飲み明かしたり…

・多くは前のシステムの改修。そして、既存のバグがボロボロ出てくる

コンパイルが通らなくて疲労困憊る。

30年前に書かれた謎のコードがあり社内の人に聞きまわるも、結局わからず

・何をまかり間違ったか上司+偉い人と秋葉のメイド喫茶に飲みに行き黒歴史と化す。

 

 

//おまけ

www.youtube.com

 とある鉄道系システム会社のお話。

実際こんなひどい案件はないだろうけどw

普段何気なく使っているシステムの裏には、数多のエンジニアの汗と涙があるのです…

 

ちなみに、こちらの動画、クラウドファンディングで寄付を募集中とのことです。

寄付を行うと、協賛として名前を載せてもらえたりするみたいです。

readyfor.jp

 

 

次回に続きます⇒【初めてのシステム開発】④テスト編

 

 

【初めてのシステム開発】②要件定義編

アサインされている新規クレジットシステム開発の要件定義工程について書いていきます。

 

前回はこちら⇒【初めてのシステム開発】①研修・OJT編

 

//プロジェクトについて

某カード会社の新システム開発案件。

典型的なウォーターフォールモデル。

色々な機能のうち、オーソリゼーションの機能を担当。

 

//お仕事内容

上司たちのお供として、各種雑用を担当。

・顧客や国際ブランドから送られてくる資料の整理(の手伝い)。

・ちょっとだけ、要件定義書の作成。一応名前は載ってる。

・要件定義書の印刷、レビュー記録の作成(レビュー自体は上司がやる)。

・暇な時間は仕様書読んでお勉強。

 

//エピソードとか

・初めての客先常駐。色んなベンダーから沢山人が集まっている。

・要件書、マニュアルは英語のも多いがセキュリティの関係でネット使えない、電子機器持込めない。で、まさかの紙辞書持参。だが三文字略語多すぎてあまり役に立たず。

・当時はエクセルの印刷設定とかレイアウト調整もできないド素人だったから、上司も迷惑だったと思いますごめんなさい。

・今時業務画面TeraTermとかマジで?30年前から時が止まっている。

・PL1という謎の化石言語。

・本当の定時で帰れた。

 

//参考資料

クレジットの知識がほぼなかったので、色々勉強しました。

参考にした書籍やサイトをいくつか書き留めておきます。

・ISO8583

ISO 8583 - Wikipedia

カード取引向けメッセージの標準規格。

このあたりの話がわからないと仕事にならない。

顧客(カード会社)の要件書に加えて、この規格に準拠した各国際ブランドのネットワーク仕様書等をもとに、設計を行っていく。

なお、日本国内のクレジットネットワークであるCAFISはこれとは違う独自仕様となっている。

 

EMV

Contact - EMVCo

クレジットカードのIC認証の規格。上記サイトにて仕様書が公開されている。

これも、各ブランドごとにEMV準拠の規格があり、実際設計する上では主にそちらを使用する。IC処理は私も設計に関わったが、正直訳分かんなすぎて、大部分は先輩方が設計した。

 

・PL/1

IBMが開発した言語。古い言語だが、今も金融系の汎用機系システムで使われている模様?

先輩曰く、COBOLFORTRANを足して二で割ったような感じらしい。

いつも参考にしていたサイトがあったのだが、消えてしまったようだ。

悲しいなぁ…

 

・国内のクレジット決済の仕組みについて

共同利用型ICカード端末の基本要件と運用に関するガイドライン

磁気ストライプの仕様( JISⅠ/JISⅡ)について、CAT/G-CAT等の決済端末について、支払区分について等、日本独自のクレジット決済の仕組みについて詳しく記述されており、大変参考になるレポート。

 

・クレジットカードの業務知識

①クレジットのすべてがわかる! 図解カードビジネスの実務

 業務全般について、分かりやすく書かれている。本田さんの著書は他にも色々あり、大変参考になるものが多い。

 

②カード決済業務のすべて―ペイメントサービスの仕組みとルール

国際ブランド絡みの内容は、こちらが参考になる。

 

 ・クレジットカードの歴史

アメリカクレジット産業の歴史

 クレジットカードの成り立ちについて書かれた本。業務知識を身に着けるためというより、単純な興味から。実務より教養の面が強いが、読み物としてはこれが一番面白かった。

 

 

次回に続きます⇒【初めてのシステム開発】③設計・開発編